TAVARUAストーリーVOL.8
夕陽に照らされて輝くタバルア島で。

フィージー タバルア島

死ぬまでにもう一度行っておきたい島の1つに、フィジーのタバルア島が在る。15年ほど前に一度だけ滞在できたのだが、やはり、もう一度、あの夢のような時間を体験したいと願ってしまう。なぜなら、タバルアには、サーファーが望むすべてが揃っているからだ。

タバルアはとても小さい島だ。ゆっくり歩いて島を一周りするのにたった15分ほどしかかからない。その小さな島の中に、24-26名のゲストが寝られるだけのブレ(コテージ)がいくつかとレストラン、サーフボード小屋、アクティビティ道具小屋、オフィス、それから地元スタッフが寝泊まりするブレがいくつか建てられている。

日本から飛行機に乗って約7時間くらいだったか、直行便でフィジーの本島に到着すると、お迎えの車に乗って船着き場まで行く。
船着き場と言っても、リーフの切れ目を利用した単なる海岸だから、ビーチサンダルに履き替えて、少し海水に浸かりながらタバルア行きのボートに乗り込む。
30分ほどでタバルアに到着すると、島のスタッフが出迎えてくれる。
割り当てられたブレに荷物を置き、レストランでウェルカムドリンクを頂きながら、目の前のレストランツのブレイクを観る。
その時スウェルが入っていたら、サーファーならいてもたってもいられなくなるだろう。目の前には信じられないくらいパーフェクトな波がブレイクしているのだから。
もしスウェルがそれほど大きくなくて、レストランツがブレイクしていなくとも、クラウドブレイクまで行けば、ムネ〜セットで頭以上は常にある。嵐に停滞されない限り、波乗りは毎日出来るし、そのクォリティも非常に高い。
レストランでサービスされる食事は朝昼晩とも美味しく、デザートを含め好きなだけ食べることが出来る。
トローリング&釣り、スノーケリング、シーカヤック、ジェットスキー、スタンドアップパドルボードなどの海遊びはいつでもスタンバイ。
水上セスナやヘリパッドもあるのでヘリコプターのチャーターも可能。
テニスコート、ビーチバレーコートやランドリー、マッサージ、ルームサービスなど、一流ホテルにあるサービスも完備されている。

朝昼晩とサーフィンや海遊びに明け暮れ、合間に美味しい食事を頂きリラックス。椰子が生い茂る小さな島の中のコテージで暮らすなんて、やっぱり夢みたいに感じるけど、それは実現可能な夢であることを思い返し、身体の動くうちにもう一度だけ、タバルア島に行きたいと願う。(願ってばかりでなく、そろそろ本格的に計画を練るしかない。)

story by Tokushi Akai


TAVARUAストーリー

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16