TAVARUAストーリーVOL.7
サーフボードラック@タバルア島。

フィージー タバルア島

フィジー本島からボートに小さめのスピードボートに乗り、約30分ほどでタバルア島に到着すると、まずはブレ(コテージ)に案内され、ひとまず荷物を置く。その後、ボードバッグを開けながら波情報を聞き、その波に合ったボードを出す。フィンとリーシュを付け、午後のクラウドブレイク行きのボートを待つ。その間、レストランでウェルカムドリンクを飲み、軽食を食べて、リラックス。
島の周りを歩いたり、珊瑚礁の海を眺めたり、ルックアウトタワーからクラウドブレイクの波をチェックしたり。。

クラウドブレイク行きのボートの出発時刻になったら、ボードラック正面の砂浜に集合し、乗り込みを待つ。ボードを積んで、いざクラウドブレイクへ!
島からボートで約10分。ボートに揺られ、シーブリーズに吹かれながら、憧れのクラウドブレイクへと向かうのはとても気分がいい。遠くに見えるクラウドブレイクがだんだん近づいて、その素晴らしい波が見えてくる。

「これから1週間、こんな毎日が続くんだな〜」

タバルアに自分が来ている実感を噛みしめながら、ボートから飛び込み、ラインナップへとパドルアウト。
ゆっくりゆっくり、セットの間隔、ブレイクの質を見定めるように、すこしずつピークに近づいて行く。

2−3ftくらいの適度な波で、身体慣らしには丁度いい波だった。ウネリもコンスタントに来て、ピーク付近のサーファーもお互いをリスペクトしあい、譲り合う感じもタバルアならではと感じた。
島に滞在できるのは約30名、一度にボートでクラウドブレイクへ行くのは10〜14人程度。適度なウネリさえあれば、混雑とは無縁だ。

波はほとんどパーフェクトに割れるから、乗ってはリップしチューブに入り、出てきてカットバックしてまたリップして、みたいな繰り返しを2時間ほど繰り返していると、次のボートがやって来る。
入れ替わりの時間だ。帰るサーファーが皆乗り込んだら、ボートマンの操縦で島に戻る。

島の船着き場(と言ってもリーフの切れ目の白砂ビーチ)に戻り、ボートから降りる。使ったボードはブレには持ち帰らず、船着き場のすぐ近くにあるボードラック(写真)に置く。こういう小屋がビーチサイドにあるのは,濡れたボードを部屋に持ち込まなくて済むので、部屋も広く使えとても便利だ。

PS:
隣接する小屋には、ボートのエンジンやジェットスキー、釣り道具やシュノーケリングなどの海遊びグッズが置いて在り、管理されている。
見た目はいかついフィジアンのスタッフに声をかければ、すべての道具を使って、どこへでも連れて行ってくれる。釣りがやりたい(アイ ワナゴウ フィッシング/I wanna go fishing)と言えば、すべての道具をセットアップしてボートで沖に出るだけ。日本ではなかなか味わえないトローリングもタバルアではお手軽だ。

story by Tokushi Akai


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